ひんやり甘い「アイスクリーム」vs.「シャーベット」太りやすいのはどっち?
ひんやり甘い「アイスクリーム」と「シャーベット」。香りや味、食感など、さまざまな種類がありますが、じつは太りやすさもけっこう違うのだとか。 【画像】ひんやり甘い「アイスクリーム」vs.「シャーベット」太りやすいのはどっち? そこで、管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、「アイスクリーム」と「シャーベット」、どちらが太りやすいのかについて解説してもらいました。
アイスクリーム類の分類
一口にアイスクリームといっても、じつは細かく分類されていることをご存じでしょうか? わたしたちがアイスクリームと思っているものは、アイスクリーム類と呼ぶのが正しい呼び方なのです。これらは、以下のように3種類に分類されています。 ・重量あたり乳固形分15%以上、そのうち乳脂肪分8%以上…… 種類別アイスクリーム ・重量あたり乳固形分10%以上、そのうち乳脂肪分3%以上…… 種類別アイスミルク ・重量あたり乳固形分3%以上…… 種類別ラクトアイス なお、乳成分が使用されていても乳固形分が3%未満の場合は、種類別氷菓に分類されます。アイスキャンディー、かき氷、シャーベットなどがこれに当たります。 商品パッケージには、必ずいずれかが記載されることになっています。
もっとも高カロリーなアイスクリーム類は?
それでは、アイスクリーム類は、乳脂肪分が少ない種類ほど低カロリーなのでしょうか? 答えは、Noです。 その理由は、乳脂肪分が少なくても植物油脂などが多く含まれているものは高カロリーになってしまうからです。乳脂肪分に代わってなめらかな食感にするため、特にラクトアイスでは多くの植物油脂が添加されることがあります。 そのため、日本食品標準成分表2020年版(八訂)では、ラクトアイス(普通脂肪)100gあたり217kcalに対し、同重量のアイスクリーム(普通脂肪)では178kcal、アイスミルクは167kcalとなっています。 アイスクリーム類の中で数値上もっとも太りやすいのは、意外にも乳脂肪分がもっとも少ないラクトアイスということになります。では、シャーベットはどうでしょうか?