はやぶさ2、リュウグウ観測状況は? JAXA会見(全文1)予定通りの軌道に分離
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、記者会見を開き、「はやぶさ2」のターゲットマーカー分離運用と、小型ローバー「MINERVA-II2」の分離運用について説明した。 【動画】はやぶさ2のリュウグウ観測状況は? JAXAが会見(2019年9月24日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「はやぶさ2のリュウグウ観測状況は? JAXAが会見(2019年9月24日)」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:本日はお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催します。 まず初めに登壇者を紹介いたします。皆さまより向かって右側からJAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチーム ミッションマネージャ、吉川真。続きまして、JAXA宇宙科学研究所 研究総主幹、久保田孝。そして東北大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻、吉田和哉教授、3名です。私は本日、司会進行を担当いたします広報部報道・メディア課の村上でございます、よろしくお願いいたします。それでは小惑星探査機「はやぶさ2」についての説明をお願いします。
12~17日にターゲットマーカー分離運用
吉川:では説明いたします。本日もいらしていただきまして、どうもありがとうございます。では早速、資料に基づいてご説明します。表紙をめくっていただきまして、本日のメインのテーマはターゲットマーカー分離運用ということと、その結果と、それから今後行いますMINERVA-II2、ローバ2の分離運用についてです。このローバ2につきましては、吉田先生のほうからも詳しいご説明があります。 では、次は目次ですので省略しまして、いつもように4ページ目と5ページ目はいつもの図ですので、ここも省きます。6ページです。現状ですが、ターゲットマーカー分離運用を9月の12日から17日に掛けて探査機が降下をして、17日の未明というか深夜というか、朝の1時17分と1時24分、日本時間に2個のターゲットマーカーを、それぞれ予定どおりの軌道に分離しました。 その後、探査機は上昇して、高度的には20キロメートルまで上がっているんですが、これは太陽を背にして、ターゲットマーカーを撮影する位置に探査機のほうはあります。その後、撮影を続けていって、ターゲットマーカーの撮影は成功したということです。そのあと現在はローバ2、MINERVA-II2の分離のための運用計画のほうを作成しております。今日、その辺りのことをご説明したいと思います。では、7ページです。