【阪神】阪神電鉄会長兼球団会長の秦雅夫氏が来年1月1日付で新オーナー就任 杉山健博氏は退任
阪神の新オーナーに、阪神電鉄会長兼球団会長の秦(しん)雅夫氏(67)が来年1月1日付で就任することが11日、分かった。杉山健博オーナー(66)は退任する。近日中に発表され、交代会見が行われる。 秦氏は81年に入社し、人事部長、取締役、常務、専務を経て、17年4月に電鉄社長。18年12月から22年3月まで球団オーナー代行も務め、同年12月に球団会長となり、「長くファンに愛される球団となるべく、球団職員と力を合わせて取り組んでいく」などとコメントしていた。23年4月には現職に就任した。 22年オフに岡田彰布氏が監督復帰したことに伴い、後ろ盾として阪急阪神ホールディングス社長(当時)の杉山氏が阪急電鉄出身者で初のオーナーに。“阪神色”を維持するために、本来はオーナー職を兼務する会長職(秦氏)が代表権を持つ異例の2トップ体制を敷いていたが、今回の人事で解消される。 チームは昨季18年ぶりのリーグ優勝&38年ぶり日本一に輝いたものの、今季はあと一歩及ばずに連覇を逃した。悔しさを胸に杉山氏―岡田監督から、秦氏―藤川監督の新タッグで覇権奪回へ―。虎が球団創設90周年のメモリアルイヤーに新たな船出を切る。
報知新聞社