「意外と楽しいと思う気持ちの方が大きい」演出とメインパフォーマーを務める城田優が“物作り”に対して感じていること
2020年にPEANUTS70周年を祝してスタートしたスヌーピーのオーケストラコンサート。初開催からゲストボーカルとして出演してきた城田優さんが、昨年からは演出も手掛け、公演タイトルも【billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night』】に。 【画像】城田優さんの撮りおろし写真をみる。 城田さんがこれまで培った演出の経験を生かして創り上げたPEANUTSの世界へと誘い、好評を博した。今年も昨年に引き続き、城田さんが演出とメインパフォーマーを務める【billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night 2024』】が開催される。このコンサートへの意気込みを聞いた。 ――昨年、始めて挑んだ【billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night』】の演出にはどんな手応えを感じていますか? テーマとして目指したのは、PEANUTSの世界への没入感を味わっていただきたいということでした。 いわゆるクラシックのオーケストラコンサートとは一味違うもので、エンターテイメントの要素をたくさん入れてショーアップしたものができたと確信しています。スヌーピーたちが住む「PEANUTS」の世界にある森の奥で開催されているコンサートの招待状が届いて、一足踏み入れるとその世界が広がるというイメージで演出をしました。この世界観を創り上げるために、オーケストラの皆様にもコンセプトをご理解いただいて、ご協力してくださいました。 ――どのようなところでご協力いただいたのでしょうか? 森をイメージした世界観なので、緑や茶色の衣裳で揃えて、譜面台だとわからないように木のかぶせ物をしたり、植物を絡めたりして、譜面灯も消していただきました。お客様に没入してもらうためには、オーケストラの皆様にもPEANUTSの世界に沿った舞台演出だということを理解してもらわなければならないんです。 『Magical Christmas Night』というタイトルは僕が名付けたのですが、子どもから大人まで、世代を問わず楽しめるような時間にしたいというところから始まったプロジェクトなので、このタイトル通り、マジカルな空間になる要素が詰まったコンサートに仕上がったと思います。