「意外と楽しいと思う気持ちの方が大きい」演出とメインパフォーマーを務める城田優が“物作り”に対して感じていること
クリスマスという特別な日に、マジカルな世界を味わっていただきたい
――お話を伺っていると、幅広い世代の方に楽しんでいただけそうな内容ですね。 僕としては、ぜひ周りの方を誘って聴きに来てほしいですね。幸せとか、楽しいという気持ちって、人が増えれば増えるほど、その連鎖が大きくなっていきますよね。 PEANUTSファンの方はもちろん、そうでない方にも楽しんでもらえると思いますし、終わった後にみんなで“あそこが良かったよね”とか、“これが素敵だった”とかコンサートで受け取ったものをみんなでシェアしてほしいです。 ――クワイアとして加わるFYURA(エフユラ)について教えてください。 これまでは、各地のクワイアの団体に出演いただいていたのですが、今年はご縁があってFYURAに全公演出ていただくことになりました。 きっかけは、僕らのためにFYURAがちょっとしたライブのような公演をしてくれたときに、メンバーのひとり、yuzuという逸材に出会ったことでした。中学生でこんなラップとか自分のスタイル持っている子ってなかなか素晴らしいなと思って。彼女が所属していたのがFYURAだったんです。 メンバーのそれぞれが本当に個性豊かで、歌唱力も高く、同じ時間と音楽をたくさん共有していて、さらに洋楽から邦楽まで幅広いジャンルを一緒にずっと歌えるセンスを持っています。新たな魅力の1つとして、ぜひ楽しんでいただきたいです。 ――【billboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night』2024】にいらっしゃる方へメッセージをお願いします。 音楽はオーケストラが演奏するクラシックだけでなく、ジャジーなトリオもいるので、ドラムとウッドベースのセッションやジャズピアノトリオとオーケストラの掛け算など、いろいろな要素を楽しめます。 さらにセットリストにはポップスから洋楽、そしてPEANUTSにまつわる楽曲まで入っていて、そして素晴らしい表現者であるゲストボーカルたちが、その素敵な歌声で皆様をマジカルな世界へと誘ってくれると思います。 去年ご覧になった方にも楽しんでもらえると思いますし、まだ見たことない方たちは「何これ? これってコンサートなの? ショーなの? それともミュージカルなの? 」って、はてなマークがたくさん浮かぶかもしれません(笑)。僕は、はてなマークがたくさん浮かぶものは面白いと思っているので、クリスマスという特別な日に、ぜひこのマジカルな世界を味わっていただきたいです。 城田優(しろた・ゆう) 1985年、東京生まれ。2003年ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で本格的に俳優デビュー。テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。
山下シオン