「意外と楽しいと思う気持ちの方が大きい」演出とメインパフォーマーを務める城田優が“物作り”に対して感じていること
物作りをする方が自分の性に合っている
――演出を任されることにはプレッシャーを感じられますか? 自分が主演として舞台に出る時のプレッシャーに比べたら、意外と楽しいと思う気持ちの方が大きくて、あまりプレッシャーを感じないかもしれないですね。もちろん、成功させたいとか、本番を無事に終えるかといった創る上でのリーダーとしてのプレッシャーはあります。 2016年に初めてミュージカルを演出してからスローペースではありますけど、1年に1、2本の作品の演出する機会がある中で、出演と演出の両方だったり、さらにプロデュースや、主演も務めるなど、結構いろんなパターンを経験しました。もしも自分がプレッシャーを過度に感じていたらここまで続けられないと思います。どちらかというと、物作りをする方が自分の性に合っていると思いますし、向いていると正直思います。 ――兵庫、北海道、東京の三カ所で行われるコンサートには、それぞれにゲストボーカルが出演されます。どんな意図でキャスティングされたのでしょうか? 昨年は女性の方とのデュエットができたらいいなと考え、さらにセットリストに英語の曲があるので、英語で歌えて素敵な表現力を兼ね備えた方ということでCrystal Kayさんと清水美依紗さんにゲスト出演していただきました。今年も英語で表現できる方に、ということで、三公演のうち兵庫は森崎ウィンさん、北海道はKIMIKAさん、東京は青山テルマさんが出演してくれます。 森崎ウィンさんとは、僕が米倉涼子さんとのショーをプロデュースした時にご一緒したことがあったので、僕から直接お声がけをしました。彼が出演することで、歌のキーも変わりますし、曲の雰囲気も変わりますから、他の公演とはひと味違うものになると思います。 青山テルマさんとは僕のラジオ番組に出ていただいたことがきっかけとなって、共通の友人と一緒に遊んだり、カラオケに行ったりする間柄です。彼女の歌唱力には絶大な信頼があるのでキャスティングをしました。 そして、KIMIKAさんとは僕が声をかけて集まるカラオケの会に参加してくれたことで知り合ったんです。ちょうどこのコンサートのキャスティングを考えているときに、Zepp Shinjukuで彼女のライブがあり、プロとしてのパフォーマンスを拝見したところ歌唱力はもとより、踊りも良くて、ご自身の温かい感情がにじみ出るライブでした。彼女の創り出す世界観が僕の好みだったので、オファーしました。今回のコンサートに出演することで、より多くの方に彼女のことを知っていただけたらと思います。