神奈川・JR根府川駅で150mオーバーラン 運転士「睡魔感じた」
1日午前9時55分ごろ、神奈川県小田原市のJR東海道線根府川駅で、上り普通電車がオーバーランし、約150メートル過ぎて止まった。停止位置を直すとホームの先端から約1・3キロ先にある踏切が正常に動かなくなる可能性があったため、後退せずに次の早川駅に向かった。40代の男性運転士は、直前の停車駅から同駅に向かう途中、「一時的に睡魔を感じており、ホーム進入中に駅到着に気づき非常ブレーキをかけた」と話しているという。けがや体調不良を申告した乗客はいなかった。 JR東日本横浜支社によると、同駅で降りる予定だった約5人が早川駅で下り電車に乗り換えたほか、同駅から乗る予定だった約20人は後続の上り電車に乗った。上下各1本が最大6分遅れ、約600人に影響したという。同社は「同種事案を繰り返さないよう、指導を徹底する」としている。(手代木慶)
朝日新聞社