NHK番組公式アプリ「誰でもプロフェッショナルになれる」と50万DL超え
「あさイチ」紹介などで宣伝効果を最大化
アプリの宣伝は、リリース初日から番組公式TwitterおよびFacebookで開始。10周年記念の特別番組を放送する1月4日には、朝の情報番組「あさイチ」で紹介したほか、ニコニコ生放送でもPRするなど、宣伝効果の最大化を図った。 結果、ダウンロード数は1月11日時点で50万件を超え、App Storeのランキング(教育カテゴリ・無料)でも、1月14日時点で2位にランクイン。番組が世間に浸透していたことが背景にありそうだが、アプリ制作の経験がない小国氏らは、これらの数字をどう評価すれば良いのかつかみかねているという。 むしろ、一人一人のユーザーの反応に手応えを感じている。「Twitterで、このアプリを使って家族で爆笑した、という内容の投稿を見つけました。今まで、この番組に『爆笑した』という感想が来たことはないんですよ。番組アプリが新しいコミュニケーションを生み出したということであり、『すごいな』と皆で喜びました」(小国氏)。なお、映像の投稿者は、まだ詳細はわからないものの比較的若い年齢層が多そうだという。 今後は、アプリを使ってユーザーとのコミュニケーションをより活性化させたい考え。チーフ・プロデューサーの大坪悦郎氏は「ここがスタート。これからどう生かしていくかです」と話す。投稿映像を使った番組作りを含め、新たな企画を模索中だ。 (取材・文:具志堅浩二)