【MLB】 ロイヤルズが10得点を挙げて快勝 エンゼルスはデトマーズが3先発連続の炎上
【ロイヤルズ10-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
日本時間5月10日、今季ここまで勝率.579と好調なロイヤルズが、10対4でエンゼルスに快勝した。ロイヤルズ打線は3回にダイロン・ブランコとビニー・パスカンティーノの本塁打で4点を先制。5回にも2点を追加してエンゼルス先発リード・デトマーズをKOし、エンゼルスのブルペンに対しても攻勢を緩めずに10得点を奪った。エンゼルスは7回裏に無死満塁の好機を作って3点を返し、9回にも1点を返したが力及ばず。ロイヤルズ先発マイケル・ワカに2勝目(4敗)が付き、デトマーズが4敗目(3勝)を喫した。 【動画】パスカンティーノの約134mの特大弾(MLB.com) 再建の終わりを感じさせるロイヤルズの戦いぶりが続いている。今日は1番マイケル・ガルシア、3番パスカンティーノ、8番ブランコのメジャー3年目のトリオが活躍。3人合わせて8安打7打点8得点の大爆発で、エンゼルスを沈黙させた。さらに12年目のベテランである先発ワカが6回自責点2と試合を作り、快勝を演出。ロイヤルズの先発投手陣の防御率は3.14でメジャー4位。ロイヤルズの先発投手陣は長年のアキレス腱で、過去3年間の防御率はワースト4位に沈んでいた。しかし、今年はコール・レイガンズの台頭に牽引され、MLB屈指の陣容に生まれ変わっている。 直前のパイレーツとのシリーズに勝ち越し、波に乗りたいエンゼルスだったが、大敗を喫しブレーキがかかった。さらに、試合開始直前にルイス・レンヒーフォとブランドン・ドルーリーが故障者リストに入るなど、慌ただしい1日となってしまった。開幕してからの5先発で防御率2.12と、完全開花の兆しを示していたデトマーズは再び炎上。直近3先発は15.2回で18失点と歯止めがかからない。マイク・トラウトを筆頭に野手に怪我人が相次ぐ現状では、デトマーズにかかる期待も大きいものとなる。 エンゼルスは今日の敗戦で借金10に逆戻り。最下位アストロズとの差は0.5ゲームに縮まっており、最下位への再転落も時間の問題かもしれない。ロイヤルズは今日、中地区首位のガーディアンズが敗れたことで首位との差を1.5ゲームに縮めている。