石川県能登北部に「大雨特別警報」 命を守る行動を 能登では「線状降水帯」発生
気象庁はきょう21日(土)午前10時53分、石川県能登北部の珠洲市、輪島市、能登町に「大雨特別警報」を発表した。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、命を守る行動が必要な「警戒レベル5」に相当する。
石川県では能登北部を中心に、これまでに経験したことのないような大雨となっている。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する。命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保しなければならない状況だ。最大級の警戒が必要となる。また、石川県内では令和6年能登半島地震で地盤の緩んでいる所があり、少しの⾬でも⼟砂災害の危険度が⾼まるおそれがある。
秋雨前線や前線上の低気圧に向かって、台風14号周辺の湿った空気が流れ込んでる影響で、石川県能登では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や、洪水による災害発生の危険度が急激に高まっている。なお、輪島市では午前9時22分までの1時間に121.0ミリの猛烈な雨を観測し、1929年からの観測史上1位の値を更新した。万が一避難することが困難な場合は、建物の上の階へ避難するなど直ちに最善の行動を取る必要がある。