霧島連山・硫黄山で噴火(全文1) 最新では1768年に水蒸気噴火が発生
気象庁は19日、宮崎・鹿児島県にまたがる霧島連山・えびの高原(硫黄山)周辺で午後3時39分頃、噴火が発生したと発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。会見した地震火山課の齋藤誠火山課長は「今後活動がさらに活発化する可能性がある」として、火口から2キロの範囲には入らないように注意を呼びかけた。 【画像】霧島連山の硫黄山噴火 新燃岳と御鉢の活動には変化なし ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継予定】霧島連山の硫黄山で噴火 警戒レベル3に引き上げ」に対応しております。
噴火警戒レベルを「3」に引き上げ
気象庁地震火山部・斎藤誠火山課長:よろしくお願いします。それでは、本日、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)で噴火が発生し、噴火警戒レベルを3に引き上げました。そのことについてご説明させていただきます。報道発表資料でございますが、「本日(19日)15時55分に霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げました。えびの高原の硫黄山からおおむね2キロメートル範囲に警戒が必要です。」これが重要事項でございます。 本文でございます。「霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)で本日15時39分に噴火が発生しました。この噴火に伴い、硫黄山火口周辺で噴石の飛散を確認しました。今後、更に活発になる可能性があることから、本日(19日)15時55分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。 えびの高原の硫黄山から概ね2Kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。噴火時には、風下側では火山灰ではなく風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。」ということでございます。 お配りしているもので、次に噴火警報の文があると思います。先ほどご紹介、読み上げたものと同様のことが書いてございます。宮崎県えびの市、小林市、霧島市では火口周辺で警戒をしてくださいということでございます。 この噴火に伴いまして、15時39分ごろの噴火に伴いまして、15時43分に噴火速報を発表しております。あと噴火警戒レベルのリーフレットを付けてございますが、その絵にございます赤い線、2キロメートルの範囲内で警戒が必要ということでございます。取りあえず私からの説明は以上でございます。