自分の「市場価値」を高めて転職成功へ 正しく把握してキャリアップにつなげよう
自分の市場価値を把握する方法
転職する際には、自分の市場価値を把握しておくことが大切です。市場価値は、おもに次の方法で把握できます。 ・キャリアの棚卸しをする ・診断ツールを活用する ・転職イベントに参加する 詳しく見ていきましょう。 【キャリアの棚卸しをする】 これまで経験した仕事を振り返りましょう。時期や企業、部署、役職、業務内容ごとに整理し「どのような成果を出したのか」「どのような工夫をしたのか」を洗い出します。 キャリアの棚卸しをすることで、自分の経験やスキルが企業のニーズにマッチするか判断しやすくなります。自分の現状と企業のニーズとのギャップを知ることで、転職のタイミングを見極めることも可能です。 【診断ツールを活用する】 自分の市場価値を把握する際には、診断ツールを活用するのも手段の一つです。 診断ツールでは、画面の案内に沿って入力すると、市場価値の結果が表示されます。診断結果は数分程度で表示されるため、手軽に市場価値を把握することが可能です。 厚生労働省でも「ポータブルスキル見える化ツール」を提供しています。市場価値を構成するポータブルスキルの診断結果を把握できるため、ぜひ活用してみてください。 ▼参考:「ポータブルスキル見える化ツール」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html) 【転職イベントに参加する】 転職イベントに参加して市場価値を把握する方法もあります。 イベントに参加し、企業担当者と直接コミュニケーションをとることで、今どのような人材が求められているか、自分の市場価値はどのくらいなのかを感じ取れます。
自分の市場価値を高める方法
自分の市場価値が想像していたより低いと思った場合も、転職をあきらめる必要はありません。市場価値は、自分の行動次第で高めることが可能です。ここからは自分の市場価値を高める方法を紹介します。 【現在の職場で経験やスキルを磨く】 市場価値を高めるには、豊富な経験や高いスキルが必要です。現段階で経験やスキルが不足している場合は、今の職場で実績を積みながら、徐々に市場価値を高めていきましょう。 経験やスキルを磨く際は、職務経歴書に明記できる実績を意識して取り組みます。 たとえば、書類や資料の管理システムを導入しデジタル化を進めた、教育マニュアルの作成・改善に貢献したなどです。 市場価値が高まり、より良い条件の企業に転職できる可能性があります。 ただし、現在の職場で経験を積むのが難しい場合は、20代のうちに新しい業界や職種に転職することも、将来的な市場価値が高まる一つの手段となるでしょう。 【新たなことにチャレンジする】 市場価値を高めるために、新たなことにチャレンジするのも一つの方法です。 たとえば、副業を始める、社内研修制度や社内公募のプロジェクトに挑戦するといった方法があげられます。資格の取得に挑戦するのもよいでしょう。 新たなことにチャレンジすると、これまで気づかなかった自分の新しい一面を見つけられる可能性があります。ほかの応募者と差別化でき、転職の際に有利に働くかもしれません。 【専門性を高める】 近年は、専門性の高い人材へのニーズが高まっています。専門性を高める方法として、希少性の高い資格や難易度が高い資格を取得する方法があります。 資格のなかには、難易度に応じてグレード分けされているものもあるため、最初は難易度が低いものから始め、徐々に高いものに挑戦してみましょう。 専門性は、一つの分野や領域に絞ると高めやすくなります。しかし、複数の専門性を組み合わせると希少性が高まり、より多くの企業から求められる人材になるでしょう。
市場価値を高めて転職を成功させよう
より良い条件の転職を実現するためには、市場価値を高めておくことが大切です。 まずは診断ツールや転職イベントなどを活用し、現在の市場価値を把握してみましょう。 想像していたよりも市場価値が低い場合は、今の職場で経験やスキルを磨き、転職するタイミングを図るのも一つの手段です。 (まいどなニュース・20代の働き方研究所/Re就活)
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