北朝鮮で生活する寺越武志さんの最新の姿 妹への電話では亡くなった母・友枝さんの話題も
1963年に石川県志賀町の海岸で行方不明になり、その後、北朝鮮での生存が確認された寺越武志さん(75)の最近の姿を撮影した動画が、金沢市内に住む妹のもとに届けられました。 【写真を見る】北朝鮮で生活する寺越武志さんの最新の姿 妹への電話では亡くなった母・友枝さんの話題も 寺越武志さん動画「私は本当に受け取りました」 この動画は9月下旬に北朝鮮を訪問し、寺越さんと対面した関係者が撮影したもので、10月22日に金沢市内に住む妹のもとへ写真とともに届けられました。 ■寺越さんから妹宛てに直接電話が... 動画は寺越さんの妹が関係者を通じて渡した支援品に対する感謝の気持ちを表したもので、22日の夕方には武志さんから妹あてに直接電話がかかってきたということです。 電話の中では2024年2月に92歳で亡くなった母親の友枝(ともえ)さんについて触れ、「お母さんの遺骨を抱いて必ず北朝鮮に行く」という妹に対し、寺越さんは「お互い元気に会いましょう」と返し、「また電話する」と話したということです。 ■兄のことを助けたい 寺越さんの妹は取材に対し、「母の思いを引き継いで兄のことを助けたい。国には母の遺骨を兄のもとに持っていくための道筋をつけてほしい」と語りました。
北陸放送