【NFL】パントブロック直後のミスでベンガルズに敗れたことにカウボーイズは「打ちのめされている」と語るオーナー
故障者リスト(IR)から復帰したばかりのオルワリエが今回の試合でミスを犯した直後、オールプロにも選ばれているLBマイカ・パーソンズは、サイドラインで困惑した様子を見せていた。
「何が起きているのかよく分からなかった」とパーソンズは振り返る。
「ニックが素晴らしいプレーをした後、審判に状況を確認したら、(オルワリエが)ボールに触れたと言われた。完全に流れが変わってしまった。あの時点で勝つチャンスを手にしていたはずだ」
「試合はまだ2分残っていた。あの状況から試合は勝てると思っていただけに、本当に悔しい」
確かに悔しい結果となったが、全員がオルワリエに責任を押し付けたわけではない。同じディフェンシブバックのジャーダン・ルイスは、試合後にオルワリエを擁護した。
「ビッグプレーが起きれば誰もがそれに注目する」とルイスは述べ、こう続けた。
「それでも、俺たちは彼を支え続けるし、励まし続ける必要がある。あの瞬間が彼を定義するものにはしたくない。チーム全体で彼をサポートするのが大事だ。これがフットボールだ。時には流れが自分たちに向くこともあれば、向かないこともある。プレーを作ろうとした彼を責めることはできない」
残念ながら、元4巡目指名のジャーニーマンであるオルワリエのプレーが、結果的にベンガルズに有利に働いたことは否定できない。
この敗北で、カウボーイズは今季5勝8敗に後退。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区優勝の可能性はすでに消滅している。理論上はプレーオフ進出の望みがわずかに残されているものの、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、その確率は1%未満だという。