【NFL】パントブロック直後のミスでベンガルズに敗れたことにカウボーイズは「打ちのめされている」と語るオーナー
2024年のダラス・カウボーイズは新たな形で敗北を味わった。ジェリー・ジョーンズが所有するチームは、マンデーナイトフットボールでシンシナティ・ベンガルズに27対20で敗戦。試合を決定づけたのは、パントブロック直後にカウボーイズが犯したミスだった。
試合終了2分前、カウボーイズはベンガルズにパントを強いることに成功。ラインバッカー(LB)ニック・ビジルが見事にパントをブロックしたものの、ボールがスクリメージラインを越えた後、コーナーバック(CB)アマニ・オルワリエが触れるという痛恨のミスを犯し、最終的にベンガルズにリカバーされる結果となった。
カウボーイズが絶好のフィールドポジションを得て勝利を挙げるというシナリオは一瞬にして消え、そのわずか3プレー後には、エンドゾーンで歓喜するベンガルズの選手たちの姿が見られた。これでカウボーイズの成績は5勝8敗となった。
チームの公式サイトによると、ジョーンズは「当然、ロッカールームでは選手たちがキックをブロックした後の展開に打ちのめされているだろう」と語ったという。
「パントのブロックには成功し、こちらに攻撃のチャンスが巡ってくるはずが、その後の展開でこれほど多くのことがわれわれに不利に働いたのは非常に残念だ」
このプレーは、1993年のサンクスギビングデーにカウボーイズの元ディフェンシブエンド(DE)レオン・レットが犯したミスを彷彿とさせるものだったが、より最近でも似たような出来事がダラスで起きている。
『Opta Stats(オプタ・スタッツ)』によれば、NFLにおける過去10シーズンで、ブロックされかけたパントが20ヤード未満しか移動せず、パントを受ける側のチームがボールに触れた結果、パント側のチームがリカバーして再び攻撃権を得たケースはわずか2回しかないという。その両方がカウボーイズの本拠地AT&Tスタジアムで起きている。1回目は2021年のデンバー・ブロンコス戦、そして2回目が今回のベンガルズ戦(シーズン第14週)だ。なお、カウボーイズはブロンコスとの試合も30対16で落としているが、そのシーズンを12勝5敗で終えた。