イタリア人女性が愛知県の田舎町で大型バスを運転!? 「好き」を原動力にして始めた新たなチャレンジ 愛知・設楽町
西三交通 鳳来事務所 中島信一郎さん: 「たぶん無理だろうな、コミュニケーションは難しいだろうなと思っていましたが、実際会ったら明るくて、チャレンジ精神が強くて、逆にこちらが圧倒されるくらい」 エレナさんが入社して8か月。早くも会社にさまざまな変化が起きています。 1日の拘束時間が長いことや、運転手のトイレ休憩がなくて困っていると、エレナさんが会社に伝えると、その発言を機に10月から午前や午後だけの半日勤務を導入。同僚の運転手からも「(自分は)高齢者なんで半日だと楽だよね」「ライフスタイルに合わせていろいろな勤務が可能になった」と好評です。 さらに、運転手のトイレ休憩の時間を確保するために、ゆとりのあるダイヤに変更。そして極めつきは、エレナさんに憧れて、女性ドライバーがもう1人入社したこと。会社は、女性専用の休憩室も完備しました。
人手不足が叫ばれるバス業界で誕生した異色のドライバー。そのパワーの源となっているのは、単純に「好き」という気持ちだといいます。 イタリア出身 橋本エレナさん(46): 「こっちの雰囲気は好きで、運転も好きで、いろいろ教えてくれて、本当にこの仕事が好きで、楽しんでいます」 言葉や文化の壁を乗り越え、地域に溶け込み、新たな風を吹き込んだエレナさん。新しいことに挑戦し続ける姿は、地域の未来を明るく照らす希望の光となっていくのかもしれません。エレナさんの挑戦は、まだまだ続きそうです。
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