ケインに代わるイングランド代表のストライカーはゴードン? ジョー・コールが「最高レベルのパフォーマンス」と絶賛したのはシュートでもドリブルでもない“ある部分”
PK獲得など勝ち点1に貢献
元イングランド代表MFジョー・コール氏はハリー・ケイン(31)に代わってアンソニー・ゴードン(23)がイングランド代表の新たなストライカー候補になると、プレミアリーグ第6節ニューカッスル対マンチェスター・シティの試合の後に語った。 [動画]プレミアリーグ第6節 ニューカッスルVSマンCのハイライト この試合、怪我のアレクサンデル・イサクに代わって最前線を務めたゴードンは9番の役割で躍動した。同点ゴールとなったPKに繋がった裏への抜け出しなど、シティの守備陣を大いに苦しめたゴードン。攻撃面での脅威はリーグ戦35試合で11ゴール10アシストを記録した昨シーズンからわかっていたことだが、ジョー・コール氏はゴードンのプレスに感銘を受けたようだ。 「このポジションでの彼の活躍には本当に感銘を受けた。彼は選択肢を与えてくれると思う。監督にとっては考えさせられる試合だったと思う。彼をそこでプレイさせたことで、プレスが非常に効果的だった。私が長い間見てきた中で、9番の選手のプレスとしては最高レベルのパフォーマンスだった。彼ほどそれを一生目懸命行う者は多くなく、それがトーンを決定づけた。ニューカッスルは全員がディフェンス面で素晴らしかったが、彼は彼らにとって非常に重要だった」(『TNT Sports』より) 90分を通してシティにボールを持たれる時間が長かったニューカッスルだが、スピードも申し分ないゴードンのシティDFやGKへのプレスは効果的だった。シティに落ち着かせる時間を作らせず、ゴードンのプレスに呼応する形でトナーリやブルーノ・ギマランイス、ジョエリントンといった中盤の選手たちがプレスをかけることでシティのビルドアップを苦しめた。その攻撃的な守備の姿勢にジョー・コール氏は感銘を受けたようだ。 ゴードンの本職はウイングであり、これまでは左サイドで最大の力を発揮すると考えられていた。今夏に行われたEUROにもウイングとして召集されたゴードンだったが、出番は1分ほど。本職ではないフォーデンが左ウイングを務めた。今のイングランド代表のウイングは人材豊富で、今季好調なグリーリッシュやサンチョといったライバルもいる。 しかし、9番のポジションはケインを除くと少し物足りない印象だ。ケインとプレイスタイルは異なるが、ゴードンはU-21イングランド代表の時に9番として使われていた過去もある。そのため、試合の状況や対戦相手によってはゴードンの9番起用も今後のイングランド代表のオプションの1つとなるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部
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