クリスマスの定番「ローストチキン」VS「ローストビーフ」糖質・脂質が低いのはどっち?栄養士が回答
クリスマスが近づき、どんなご馳走を食べようかと楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。普段ダイエットを頑張っていても、クリスマスぐらいは美味しいものを好きなだけ食べたいですよね!ただ、今までの努力を無駄にしないためにも、美味しいクリスマスの定番メニューの中でもよりヘルシーなものを選べるといいですね。今回はダイエット中でもクリスマスを楽しむために、定番メニューのカロリーや栄養を比較してお勧めをご紹介していきます。 <写真>クリスマスの定番「ローストチキン」VS「ローストビーフ」糖質・脂質が低いのはどっち?栄養士が回答 ■ローストチキン クリスマスの定番メニュー、ローストチキンは骨付きのもも肉を使い、見た目も豪華でクリスマスの特別感を演出するのにピッタリです。日本では明治時代にクリスマスの文化が伝わったと言われており、本来の七面鳥の丸焼きが入手しにくいため、鶏肉に変わりました。ローストチキンは油を使わずにオーブンで焼き上げるため、皮はパリッと中はふんわりジューシーなお肉を味わうことができます。 ■ローストビーフ ローストビーフは伝統的なイギリス料理のひとつです。牛肉の塊をオーブンでなどで蒸し焼きにし、薄くスライスしたもの。華やかで贅沢感のあるローストビーフはクリスマスの食卓に定番となっているご家庭もあるのではないでしょうか。 ■ローストチキンとローストビーフの栄養 どちらも美味しく、ごちそう感がりありますが、カロリーや栄養についても比較してみましょう! ■■・エネルギー(100gあたり) ローストチキン:220Kcal ローストビーフ:205Kcal ■■・たんぱく質(100gあたり) ローストチキン:26.3g ローストビーフ:28.0g ■■・糖質(100gあたり) ローストチキン:0g ローストビーフ:0.4g ■■・脂質(100gあたり) ローストチキン:13.9g ローストビーフ:14.1g ローストビーフの方がエネルギーは低く、たんぱく質が多いことが分かりますね。筋トレなどの運動中は低エネルギー高たんぱくのローストビーフは筋力アップで代謝が上がるためローストビーフを選ぶとよりいいですね!糖質や脂質はわずかですがローストチキンの方が低いです。 ■まとめ 結論としては、運動でダイエットをしている場合はローストビーフがよりおすすめ!糖質や脂質の制限をしている場合はローストチキンがよりおすすめ!となりました。ローストチキンは皮を取り除くことやソースでみりんや砂糖を使わないようにするとさらにカロリーを抑えることができます。ローストビーフのソースは大根おろしや玉ねぎをすりおろしたものにポン酢を合わせるとヘルシーに食べることができますね。オーブンで焼く際は野菜も一緒に焼くと手軽に栄養バランスが取れ、クリスマスの食卓もさらに彩り豊かになりますよ。 【参考】食品データベース(鶏もも皮つき焼き) 食品データベース(うしもも 焼き) ライター/浅野いずみ 行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)