【MotoGP第8戦オランダGP】Moto2小椋藍選手が今季初フロントロウから2勝目を飾る。ランキング2番手に浮上
2勝目を挙げた小椋選手は、MotoGP.comのインタビューで、レースを次のように振り返りました。 「レース序盤は100パーセントで攻めてはいなくて、うまくマネージメントできたと思います。でも、(トップを走っていた)フェルミンがあのペースで走り続けられるのかわからなかったから、ちょっと心配はしていましたけどね。彼はペナルティを受けたので、状況は僕にうまく働きました」 「レース終盤は、みんながタイヤに苦しんでいました。そのとき、すでに僕はトップだったので、レースをマネージメントするにはベストなポジションだったと思います。完璧な週末でした」 オランダGPでは、チャンピオンシップのランキング2番手だったジョー・ロバーツ選手(オンリーファンズ・アメリカン・レーシング)が右鎖骨を骨折して欠場しました。優勝という結果とあわせ、小椋選手はランキング2番手に浮上しています。14ポイント差のトップにつけるのは、チームメイトのセルジオ・ガルシア選手(MTヘルメット - MSI)です。 連戦となるMotoGP第9戦ドイツGPは、7月5日から7日にかけて、ドイツのザクセンリンクで行なわれます。 ■Moto2クラスとは…… Moto2クラスは、トライアンフ「ストリートトリプルRS」の排気量765ccの3気筒エンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。タイヤは2024年よりピレリのワンメイクとなった。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
伊藤英里