60歳、ひとりでする食事。つくる過程を楽しめば、孤独感もない
「鶏ハム」をつくりおきして、簡単にアレンジ
そこで、食事会で教えてもらった鶏ムネ肉を食生活に取り入れることにしたのです。いちばん簡単でヘルシーなのが「鶏ハム」。 つくり方は、塩コショウを多めにかけた鶏胸肉を調味料とともに保存用ポリ袋に入れ、沸騰したお湯に入れて放置するだけ。2~3分ほどで火を止め、1時間ほど放置したらできあがり。 私は、朝の家事の合間にそれを仕込んで、11時になったら鍋から取り出すことが多いです。まさに、ほったらかし調理の代表格です。袋から出して薄切りにしてみるとしっとりして柔らかい。おもわずつまみ食いすると、ちょっと塩気がきいてあらびきコショーもいい感じのアクセントに。これは、このまま食べてもおいしい~。いままで、どうしてつくらなかったんだろうと思うほどのできばえに。いまは毎週つくりおきおかずにして薄切り鶏ハムをさまざまにレシピに活用しています。
●簡単鶏ハムサラダ
サラダにする葉っぱは一度にたくさん洗って水分をしっかりきって、冷蔵庫に保存しておくと3日間くらいは平気で食べられます。それに鶏ハムやチーズを合わせれば、高タンパク質なサラダができあがり!
●冷たいうどんに添えるだけ
ひとりだと、あれもこれもつくるのは面倒くさいもの。なので1品の中にあれこれ押し込んじゃう。たとえば、冷たいうどんに鶏ハム、市販の温泉卵、ナスの素揚げ、大根おろしなどをのせます。ここで使うナスの素揚げは2本分揚げておき、残ったものは麺つゆにつけて揚げびたしとして夕飯に回したりします。
●無印良品の冷麺とも好相性
おひとりさまの食生活をなにかと助けてくれるのが無印良品のレトルト食品。私のいちばんのお気に入りは、季節限定の盛岡冷麺。ゆで卵をつくったお湯で麺をゆでて氷水でしめるだけ。お皿に盛りつけ、冷蔵庫にあるものをトッピング。この日も鶏ハムが登場! 付属のスープを冷水で薄めてかけるだけで、焼肉屋さんの冷麺のよう。 ちなみに無印良品のレトルトで2番目のお気に入りはカレー。お湯で温めてもレンジでチンしても温かいご飯にかけるだけ。ご飯の上に鶏ハムをのせればボリュームアップ。でも、それだけじゃちょっと色気がないので、冷蔵庫の残り野菜を魚焼きグリルで焼いただけのものを添える。すると、レトルトカレーが一気に夏野菜カレーに変身。鶏ハム同様、無印良品のレトルトは常備品です。