ソシエダ監督イマノル、久保建英演出の決定機外したサディクに…「私は全力尽くす選手を絶対責めない。シュートミスはパスミスより目立つだけ」|ラ・リーガ
レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、FWウマル・サディクを擁護している。 ソシエダは6日にコパ・デル・レイ準決勝ファーストレグ、敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に臨み、0-0で試合を終えた。この一戦で最大のハイライトとなったのは、サディクの決定機逸だった。71分、左サイドを突破したMF久保建英がグラウンダーのクロスを送ると、ボールはマジョルカGKの前を通り過ぎフリーとなっていたサディクの足元に届いたものの、ソシエダFWは枠に押し込むだけのシュートをクロスバーの上に飛ばしてしまった。 スペイン『マルカ』が「サディクが勝負をセカンドレグに委ねた」との見出しをつけるなど、ソシエダが勝利を逃した原因とされるナイジェリア代表FWだが、しかしイマノル監督は全力で擁護する。試合後会見で、次のように語ったのだった。 「ああいった状況は多くの試合で生じている。もちろんゴールになってほしかったが、多くの試合でああしたシュートが外れているんだ。そして何より重要なのは、私が誰も責めない、ということだ。全力を尽くした選手ならばなおさらだよ」 「そりゃ決まってほしかったさ。チームはゴールを決める状況を生み出していたし、勝負の行方を決めることだってできただろう。だが、そうできなかったとしても、サディクがミスを犯したからというわけではない」 「このチームでミスを犯せば、それは全員のミスとなる。シュートではなくラストパスが良くない状況だってあるが、私たちはそのことを責めないんだ。私たちは明確な状況しか責めることをしないんだよ」 「そういったミスを指摘するのは、私のやり方ではない。一番ゴールを決めたかったのはサディク本人にほかならないのだから。ここでは勝つときには全員で勝ち、負けるときには全員で負けるんだ。ああしたことは何度も繰り返されてきたし、今回が最初でも最後でもないんだよ」