レンズも手作り! ゼロからARグラスをDIYした猛者が現る
レンズもDIY
Kotalíkさんの今回のDIYで着目すべきは、光学パーツ、レンズを自作したところです。Zeroは、レンズにプロジェクターでイメージを投影する仕組みですが、このレンズを手作りするのは簡単ではありません。光学系手作業(自作)は超難関。 使用したのはRay Optics Simulationという無料のオンラインツールと、DIYの強い味方3Dプリンターです。最初にトライしたのは、PETG製のレンズの3Dプリント。しかし、結果はレンズに気泡が入ってしまい、投影する画像に歪みがでてしまいました。そこで、レジン製のレンズに変更。3Dプリントした型にレジンを流し固め、それを的確な形まで手で研磨して整えました。
Zero 2.0へ
初代であるZero 1.0は、あくまでも「作ってみた」の試作品。しかし、安価でバッテリーパックも仰々しいプロセッサもなくてもARグラスはできるというデモに成功したと言っていいでしょう。 Kotalíkさんは、次なるモデルZ「Zero 2.0」に取り組む予定。いわく、2.0は大手ARグラスと肩を並べられるようになる想定だとか。 2.0の課題は、レンズを進化させ、視野を広げ、バッテリーも向上、レンズへの投影をよりよくすること。個人的によく使うアプリ(SpotifyやInstagramなど)の使い勝手を向上させること。また、手の動きをトラッキングできるカメラやマイクを搭載できる仕組みも検討中。使用する主パーツも、Organge Pi Zero 2wかRaspberry Pi Compute Module 4かで迷い中。つまり、やりたいことは盛りだくさん。 Zero 2.0の完成にはまだ時間がかかりそうだというKotalíkさん。完成したら、デベロッパーキットを250ドルから450ドル(およそ4万円から7万円)で販売する計画だそうです。 Source: Zero
そうこ