フランス北部の有名大聖堂で火災 モネ連作絵画モデル、被害なし
【パリ共同】フランス北部ルーアンの大聖堂で11日、尖塔部分で火災が発生した。フランスメディアによると、尖塔の修復作業中で、シートの一部が燃えたとみられる。火は間もなく消し止められ、建物に大きな被害はなかったもようだ。大聖堂は印象派の画家モネが名高い連作で描いたことで有名。 現場に消防隊員約70人と消防車約40台が出動して消火活動に当たった。当局が出火原因を調べている。フランスメディアは黒煙を上げる尖塔の映像を伝えた。 フランスでは2019年4月、首都パリ中心部の世界遺産ノートルダム大聖堂の高層部から出火。屋根が炎上し、高さ約90メートルの尖塔が焼け落ちて世界に衝撃を与えた。