ソフトバンク・山川が1・8億増の4・5億円プラス出来高で更改 移籍1年目は「僕としては全く満足していない」 来季背番号「5」に変更
ソフトバンク・山川穂高内野手が22日、福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み、1億8000万増の4億5000万円プラス出来高でサインした(金額は推定)。昨オフのFA移籍時に4年契約を結んでおり来季が2年目となる。 移籍1年目からチームで唯一143試合にフル出場し、クライマックスシリーズや日本シリーズも含めて全試合で4番を打った。34本塁打で自身4度目の本塁打王、99打点で自身2度目の打点王のタイトル2冠を獲得し、パ・リーグ一塁手で自身初のゴールデングラブ賞にも輝くなどチーム4年ぶりのリーグ優勝の原動力となった。 それでも山川は「僕としては全く満足していない」と言い切った。前半戦は不調に苦しんだ。特に6月は月間23試合で0本塁打と絶不調に陥った。「怪我などを除けば、今年が一番打てなかった」と話した。「ただ、苦しみながらホームラン王と打点王を獲れた。そこは自分の成長できた部分かもしれない」とも振り返った。 さらなる高みへ。来季は背番号を「5」に変えて臨む。「25番をもらった時も嬉しかったけど、日本のプロ野球では1桁は価値が高いものと思っている。なにより(ソフトバンクでは)松田さんの番号。すごい人なのでそれに恥じないプレーをしていきたい」と表情を引き締めた。 本塁打を放った後の「どすこい」パフォーマンスは、もともと松田の「熱男」ポーズに影響を受けて始めたものだった。「ホームランは40発以上、打点は120以上、打率も2割7分から8分は打ちたい」。11月もほとんど体を休めることなく、砂浜を走るなど自主トレを続けている。「オフだけど早く試合がしたい。試合がないのは寂しい」と言葉にも熱気をほとばしらせていた。