レバノンの6歳少女、イスラエルの空爆で頭部損傷 病室を取材
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イスラム教シーア派組織ヒズボラを標的にしたイスラエルの空爆が続くレバノンで、多くの子供たちが死傷している。 ベカー渓谷に住む6歳のヌール・モサウィちゃんは24日、自宅にいてイスラエルの空爆に遭い、頭部に重傷を負った。 父親のアブダラさんはBBCに対し、「娘を撮影してほしい」と話した。 「娘は武器が何なのか知らない。戦い方も知らない。爆撃が始まったとき、娘は家で遊んでいた。イスラエルは人々を恐怖に陥れ、逃げ出させようとした」 ベカー渓谷では空爆が続いており、29日にも1時間で30回以上の空爆を行った。 これまでに46人の死亡が確認されているが、その数はさらに増えると予想されている。 BBCの取材中にも空爆は続いた。 航空機の音が聞こえ、爆発音が病院の窓を揺らし、停電が数秒続いた。 数分後には、救急車が最新の攻撃による負傷者を運び込むサイレンが鳴り響いた。 イスラエルは、攻撃は武器庫や弾薬庫など、ズボラのヒズボラの拠点を標的にしているとしている。 オーラ・ゲリン主任国際特派員が報告する。
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