「あの男は最悪だ!絶対にやめな」放置子の母は結婚時、親に言われた忠告を思い出す【作者に聞く】
XやInstagramで漫画を発信しているエェコ(@nakiri_aik)さん。自身の体験談や読者から提供された体験談などをもとに、ご近所トラブルや子育て記録、PTAや子ども会を舞台に起きた事件などを描いている。その内容は、誰にでも起こってしまうかもしれない日常と隣り合わせの体験も多く、読みながらぞっとしたり驚きや怒りを覚えたりと、心に響く作品が多い。 【漫画】「娘の友だちは放置子?」を読む 今回お届けするのは、その中でエェコさんのママ友が「放置子」に遭遇した実際の体験がベースになった作品だ。ウォーカープラスでは、「娘の友だちは放置子?」を、エェコさんのインタビューとともにご紹介。連載好評につき、2回プラスしてお送りする。 脱走した放置子キミちゃんを一時的に保護したチヨちゃんママと教頭先生は、キミちゃん宅を訪問する。キミちゃんの両親は「虐待ではない」と放置を否定し、話し合いは進まない。しかし、キミちゃんの母への想いを聞いたキミちゃんママは、今までの自分の態度が正しかったのか疑念を抱き始めるとともに、傍若無人な夫の態度を見て、なぜこうなったのかに考えをめぐらすのだった――。 ――キミちゃんの行動でチヨちゃん宅やフミちゃん宅が困った点として、「毎日朝から晩御飯の時間まで居る」「居留守を使っても窓から入ってこようとする」「冷蔵庫を勝手に開けてしまう」「入ってはいけない部屋にも入る」、また近所の人からは「公園でずっとついてくる」「自分のこどもを押しのけて遊ぼうと言ってくる」などのお話がありました。ある意味でこういう行動はシグナルなのかも、と思うのですが、ほかにチヨちゃんママや読者の方から寄せられたお話で「こんなことがあった」という体験談はありますでしょうか。 エェコさん:読者の方からも「こんな子がいた」という体験談を多数いただきました。 「兄弟で居座る」「勝手にベッドで寝てしまう」「大人の気を引きたくて子どもに辛くあたる」というようなものから「子どものおもちゃを黙って持って帰ろうとする」…など絶対にやってはいけない事までいろいろあったそうです。 その子から依存を感じるようになったらそれがシグナルなのかもしれません。 ****************************** 自分の身の回りにもしそういったお子さんがいたら、そういったシグナルに気づき、行動ができるのだろうか…。考えていくことが社会の中で孤立してしまう子どもを減らす第一歩なのかもしれない。 取材協力:エェコ(@nakiri_aik) ~「児童虐待」に関する相談窓口~ 児童相談所虐待対応ダイヤル「189」 虐待かもと思ったときなどに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』」にかけるとお近くの児童相談所につながります。通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られます。 (こども家庭庁ホームページ「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』について」より抜粋)