森保一監督がFW伊東純也の招集に踏み切った理由は「ジャパンツアーの時、国民の皆さんが温かく迎え入れたのを見た」
日本代表を率いる森保一監督が、FW伊東純也(スタッド・ランス/フランス)の復帰について語った。 今年1月に行われたアジアカップの大会期間中に、性加害疑惑が報じられた伊東はチームを途中離脱。それ以降は日本代表から遠ざかっていたものの、今月9日に大阪地方検察庁から不起訴の判決が下されていた。 昨シーズンは、所属クラブのスタッド・ランスでリーグ戦31試合に出場し3得点7アシストを記録した伊東。山本昌邦TD(ナショナルチームダイレクター)が「メンバーを決めるのは監督の専権事項。起訴、不起訴が理由ではありません。協会全体として様々な準備を進めてきました。我々に選ぶところでのプレッシャーはないですし、今回は環境が整ったということで良いのではないかと思っています」とコメントした中、森保監督は「山本ダイレクターもおっしゃったように、これまでの期間でも招集できるということで協会からサポートがありましたし、私自身も考えていました。ただ、それをしなかったのは守るためと話してきました」としつつ、以下のように続けている。 「彼が代表選手として落ち着いてサッカーに向き合えるかと、同時にチームとして落ち着いて試合に臨めるかを考えた時、これまでは疑問が残っている部分がありました。今回の招集にあたり、一つ大きなポイントとなったのは、ランスの選手としてジャパンツアーをして、日本でプレーをした時、メディアを含め、多くのサポーター、国民の皆さんに温かく迎えていただける環境があるのを見た上で、判断した次第です」 「メディアの皆さんには彼に対して、彼が今、思い切ってプレーできるという環境を作ってくださったことに感謝申し上げます。これから彼も、日本のために思い切ってプレーしてくれると思うので、引き続き温かく見守っていただければと思います」
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