NHK杯・男子の鍵山優真、今季SP世界2位の高得点で首位発進 圧巻の演技に氷上でガッツポーズ【フィギュア】
◇8日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯(国立代々木競技場) 男子はショートプログラム(SP)を行い、今大会が今季GPシリーズ初戦となる昨季世界選手権2位の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=がSPでの今季世界2位となる105・70点で首位発進した。 大会連覇に向けて10番滑走で登場した鍵山は冒頭で4回転サルコーを決めて、GOE(出来栄え点)で3・88点という高い加点を獲得。続く4回転―3回転の連続トーループも成功させて3・39点を加点した。さらに、3本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もしっかり着氷。ジャンプ以外の構成要素も3本全てのスピンとステップを最高のレベル4とした。圧巻の演技に満足したようで演技後は氷上でガッツポーズ。リンクサイドでカロリーナ・コストナーコーチと抱き合って、「演技自体はいいものでした」と振り返った。 他の日本勢は第1戦・スケートアメリカで3位となった2023年四大陸選手権王者の三浦佳生(19)=オリエンタルバイオ・明大=が自己ベストを更新する102・96点の2位で続き、昨季全日本選手権9位の壷井達也(21)=シスメックス=も自己ベストの85・02点の3位。出場3選手全員が表彰台圏内に入り、日本男子の強さをSPで見せつけた。
中日スポーツ