【頬がこける!?】今、人気の美容医療「ハイフ」のデメリットを医師が解説!
その即効性にはまり、愛好者が急増している美容医療。でもそれってやり続けていいの? 失敗しないの?今回は、人気になっているハイフについてプロに直撃! 〈画像〉ほうれい線、輪郭のもたつきを解決する「2大美容医療のビフォアフ画像」
美容医療を知り尽くしたプロ
慶田朋子先生 銀座ケイスキンクリニック院長・美容皮膚科医 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。オーダーメイドな美容医療を求め、多くの美容に悩む女子が相談に訪れる。わかりやすい解説はメディアでも大好評。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)ほか。
小顔とハリアップで指名集中
【ハイフ】 \どんな美容医療?/ 筋膜に熱を届け、たるみを引き上げる たるみの原因をつくる筋膜や顔面靭帯に、超音波をピンポイントで届けることで、ゆるんだコラーゲンが収縮し、たるみを引き上げる。長期的には新しいコラーゲン線維が生成され、継続的なリフトアップ効果も。
ココに注意!
エステと医療では出力の強さが違う 慶田朋子先生 医療機関のハイフは高い出力で筋膜まで熱を届けることができ、医師や看護師が細かくデザインして照射します。一方、エステのハイフは出力が弱く、無資格者の照射による事故が多いので、消費者庁から注意喚起されています。
20代前半は早い、35歳を目途に
慶田朋子先生 紫外線を浴びる生活が続いて肌の光老化が進み、たるみが始まっていれば30歳前後から。そうでなければ、たるみが本格的に気になりだす35歳を目途に始めると、効果が出やすいでしょう。逆に20代前半にはまだ早い治療といえます。
Dr.慶田は見た!
「頬がこけた」は医師の説明不足 慶田朋子先生 ハイフ後に頬がこけたように見える方や『頬がこけませんか?』と聞く患者さんが多くいます。やせ型さんはハイフで皮膚が引き上がり、もともとのこけが目立って見える場合も。ハイフよりヒアルロン酸注入を先にした方がよいかもしれません。自分の顔にハイフが合っているか事前に確認を。
\やり続けていいの?/
年1回の照射で未来の肌が変わる 慶田朋子先生 ハイフでリフトアップ効果を期待するなら、エステではなくクリニックに相談しましょう。たるみを本格的に実感する30代半ばくらいから、医療機関のハイフを年に1回ほど続けている方はコラーゲンの生成力が高く、40代になっても肌が若々しくハリ感が違います。 イラスト/大窪史乃 取材・文・構成/山本美和 Edited by 岡部 奈央子
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