マスク氏とスペースX、米政府の調査対象に 安全保障巡り=米紙
[ワシントン 17日 ロイター] - 米実業家のイーロン・マスク氏と同氏が率いる米宇宙企業スペースXが、国家安全保障の確保を目的とした報告規制に違反した疑いで、少なくとも3件の米政府調査の対象になっていることが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが17日、複数の情報筋と内部文書を引用して報じた。 同紙によると、調査は空軍、国防総省の監察官、情報・安全保障担当国防次官が実施。マスク氏とスペースXは「外国指導者との会合の詳細を提供しないなど、国家機密保護を目的とした米政府報告プロトコルに繰り返し違反している」という。 同紙によると、空軍は最近、潜在的な安全保障上のリスクを理由に、機密性の高い情報へのマスク氏のアクセスを拒否。イスラエルを含む米同盟国は、マスク氏が機密情報を共有する可能性に懸念を示しているという。マスク氏やスペースXからのコメントは得られていない。