【全日本大学駅伝】駒大エース篠原「大八木さんの勘」で…1年生桑田と2区⇔7区入れ替え明かす
<全日本大学駅伝>◇3日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ) 駒大のエース篠原倖太朗(4年)が、エース区間の2区を走った桑田駿介(1年)をかばった。 1区の島子公佑(2年)が先頭と7秒差の13位でタスキをつないだが、当日変更で2区に入った桑田がブレーキ。先頭集団からおくれを取り、2区終了時点で先頭と2分23秒差の16位に後退した。 篠原はレース後に「本当は桑田が7区だったんです」と明かした。自身が2区を走る想定だったが「前日、桑田が不安ということで2区と7区を変わりました」と入れ替えが発生したという。 「その時点で負担をかけてしまった。主将として『お前は7区だ』という雰囲気を作れなかった時点で、申し訳ないことをしたなと思います」と反省した。 変更は総監督の「大八木さんの勘」。総監督から「7区が不安かもしれない、自分たちで決めろ」と言われ、エースが自ら「(国学院大のエース)平林のところへ当ててほしい」と志願したという。 その結果、自身は7区で49分57秒をマークし、区間賞を獲得した。しかしチームは国学院大に28秒及ばず、10月の出雲駅伝に続き2位に終わった。「崩れた区間を途中で補う駅伝が続いてしまっている。今までの駒大はみんなが区間3番以内でつないで崩れなかった」と敗因を分析した。 来年1月の箱根駅伝に向け「箱根は勝つしかない」と力強く言った。昨年は青学大に敗れ「箱根で落とすと、3大駅伝全部を持っていかれたような気がした」と振り返る。「今年は逆に、全部を持っていってやろうと思う」と意気込んだ。