仕事が忙しく、昼食はどうしても「カップめん」です。おかげでランチ代が「月3000円」で済んでいますが、栄養的によくないのでしょうか? サラダなどを追加すれば問題ないですか?
カップめんは手軽に食べられる優れた食品ですが、仕事が忙しくていつも昼食がカップめんになってしまい、価格、栄養面が気になるという人もいるでしょう。 本記事では、カップラーメンの栄養や、カップめんを食べない場合と比べた食費について詳しく解説していきます。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
カップめんで人気の商品とは?
カップめんにはさまざまな種類がありますが、人気の商品はどれでしょうか。インフォニア株式会社が運営するサイト「みんなのランキング」によると6月10日現在、ランキングは以下の通りとなっています。 ・1位:日清食品 カップヌードル ・2位:日清食品 日清のどん兵衛 きつねうどん ・3位:日清食品 カップヌードル シーフードヌードル ・4位:日清食品 カップヌードル カレー ・5位:日清食品 カップヌードル チリトマトヌードル ランキング上位はすべて日清食品の商品、1位は王道のカップヌードルでした。どん兵衛が2位に入っているものの、カップヌードルのラインアップが根強い人気となっているといえるでしょう。
カップめんは節約的にどうなの?
カップめんが節約になるのかどうかを確認していきましょう。同サイトで最も人気の日清食品のカップヌードルを想定して比較していきます。日清食品のオンラインショップでは6月10日時点で、カップヌードルは254円となっています。 2023年に総務省統計局が発表した「家計調査(家計収支編)」によると、単身世帯の1ヶ月の食費は平均4万6391円、二人以上の世帯は8万6554円となっています。 30日間3食とした場合、単身世帯の場合で一食当たりの食費は約515円、二人以上世帯(平均世帯人員数2.90人)の場合は1人当たり約330円となるため、昼食をカップめんにすれば節約になることが分かります。
カップめんは栄養的にはどうなの?
カップめんは栄養の観点から考えると、栄養バランスが整っているとはいえません。特に気になるのはカップめんに含まれている塩分の量です。 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が発表した資料によると、カップめんは「食塩摂取源となっている食品のランキング(20歳以上)」で1位となっており、今回想定する日清食品のカップヌードルに含まれる食塩量は1つ4.9グラムとなっています。 年齢により異なりますが、30~49歳の健康な成人の一日当たりの食塩摂取量の目安が男性で7.5グラム未満、女性が6.5グラム未満のため、朝食や昼食に含まれる食塩量も考えると、食塩摂取量が目安量を超えてしまう可能性があります。 食塩を取りすぎると、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気につながることもあるので、じゅうぶん注意しなければいけません。