50代を悩ます「片頭痛」なぜ起きるの?対策方法は?
後頭部の痛みには、ぼんのくぼにある左右のくぼみ「風池(ふうち)」。親指の先を当て、頭を後ろに倒して刺激。頸椎疾患のある人は首を後ろにそらすと症状が悪化するので注意。
側頭部の痛みにはこめかみから縦に3つ続く「頭維(ずい)」「頷厭(がんえん)」「懸釐(けんり)」をまとめて刺激。握りこぶしを当てグリグリと回したり上下に動かす。
【片頭痛】痛む部分を冷やして安静に こめかみなど痛む部分を保冷剤などで冷やして安静に。「片頭痛は痛む部分を冷やし、静かな暗い場所で寝ているとラクになるかたが多いです。また、症状が出ているときの入浴は、かえって痛みが悪化することがあるので避けて」。
【緊張型頭痛】首肩を温めて軽いストレッチ 血行の悪さや冷えからくるコリが頭痛を引き起こす原因に。「首や肩に蒸しタオルを当てたり、少し熱めのシャワーで温めたりすると血行がよくなります。コリがほぐれ痛みがラクになるでしょう」。軽いストレッチを行うとさらに効果的。
◇医学博士 五十嵐久佳先生 北里大学医学部卒。頭痛専門医として富士通クリニック、東京クリニックで頭痛外来を担当し、一人ひとりの症状に合った治療、服薬指導を行う。北里大学医学部脳神経内科学客員教授。 取材・原文/及川夕子 イラスト/本田佳世 ※エクラ2022年7月号掲載