【国民健康保険料】2024年度の支払い開始。同じ東京都でも差があるのはなぜ?所得400万円なら保険料が約57万円の負担に…
国民健康保険に加入する自営業やフリーランスの方などは、6月や7月から保険料の納付が始まります。 ◆【早見表】国民健康保険料はいくら?同じ東京都でも差があるのはなぜ?所得400万円なら保険料や約57万円の負担に… 1年分の保険料を9~10回にわけて支払うため、1回あたりの負担は少なくありません。 納付通知書が届くころには、SNSで「高い」という悲鳴があふれるものです。 保険料はいくらなの? と気になる方も多いですが、国民健康保険料は所得だけでなく居住地でも異なります。 本記事では所得ごとの保険料の目安や、23区の保険料比較を行います。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
そもそも国民健康保険とは?どんな人が加入するのか
日本は国民皆保険制度となっているため、私たちは何らかの公的健康保険に加入します。 会社に勤める方は会社で手続きを行いますね。これは、勤務先によって加入する保険が異なるからです。 ・協会けんぽ…中小企業で働く従業員 ・組合管掌健康保険…大企業で働く従業員 ・共済組合…公務員や私立教職員 ・船員保険…船員 ・後期高齢者医療制度…75歳以上(一定の障害がある方は65歳以上)のすべての人 上記に該当しない自営業の方などは、国民健康保険に加入します。 公的健康保険は基本的に同じ内容となりますが、例えば会社で加入する保険と国民健康保険を比較すると、以下の違いが見られます。 ●協会けんぽや組合健保と国民健康保険の違い ・協会けんぽや組合健保には「出産手当金」や「傷病手当金」があるので、病気やケガ、出産等で仕事を休んでも一定の金額がもらえる ・大手企業の組合管掌健康保険では独自の付加給付があるケースもあり、高額療養費制度の上限額が低かったり、傷病手当が給与の満額出たりする ・子どもや配偶者を扶養に入れることができ、その分の保険料は必要ない 国民健康保険料は上記がないため、負担を高く感じることが多いです。 とくに扶養という概念がないので、世帯の人数が多いほど負担が高まるでしょう。 さらに、保険料は毎年上昇傾向にあります。