東京エレクトロン デバイス、ValenceのSaaSセキュリティソリューションを販売
東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)は1日、米Valence Security(以下、Valence)と販売代理店契約を締結し、SaaS環境のセキュリティ対策「SaaS Security Posture Management(SSPM)」ソリューションを販売開始した。 SaaS Security Posture Management(SSPM)は、組織が利用しているさまざまなSaaSの設定内容や利用状態を随時確認し、セキュリティリスクを特定・継続監視するセキュリティソリューション。SSPMの導入により、SaaSのセキュリティ設定の定期的な監視や分析を行い、SaaS環境における潜在的なリスク、脆弱性を特定して、効果的なセキュリティ対策を実施できる。 また、SSPMでは、複数のSaaSアプリケーションに対するセキュリティの設定やポリシーなどの問題点を可視化し、修正の自動化によってセキュリティ管理業務の運用効率化にも貢献する。さらに、コンプライアンス違反の検出やレポーティング機能により、企業がコンプライアンス順守を徹底できるよう支援する。 ValenceのSSPMソリューションは、Microsoftがパートナーシップを結んでいるSSPMとして、多くの企業が導入しているMicrosoft 365の仕様変更に迅速に対応可能。67種類におよぶ幅広いSaaS アプリケーションに対応し、セキュリティに関する専門知識は不要で、導入時は管理者権限の付与だけですぐに使用できる。 セキュリティリスクを検出したSaaSに対しては、設定の不備を自動的に修正。視認性の高いダッシュボード画面で、各SaaSの状況やアラートを一元監視できる。さらに、TPRM、SIEM、SOARなど、導入済みのセキュリティ製品と共存・連携できる。 TEDは、Valenceを取り扱う国内初の代理店として、SaaSを効率的かつ安全に使用し、ビジネスを加速させることを検討している顧客にSSPMを提案するとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹