ラグビー 早大、学生王者の帝京大に48―17で勝利 対抗戦4季ぶり白星、1年の田中が圧巻5トライ
◆ラグビー▽関東大学対抗戦 早大48―17帝京大(3日、秩父宮ラグビー場) 対抗戦が行われ、早大と帝京大の全勝対決は、早大が48―17で勝って無傷の4勝目。ルーキーのWTB田中健想(1年)が5トライの活躍を見せ、昨季学生王者の帝京大から20―21シーズン以来、4季ぶりの勝利を挙げた。 先制は早大。前半13分、敵陣での7次攻撃からSO服部亮太が大外へラストパス。WTB田中健想が相手インゴールに飛び込み、1年生コンビでトライを挙げた。田中は同19分、22分にもトライを挙げて前半だけでハットトリックを達成。帝京大も主将のフランカー青木惠斗が自慢のフィジカルを生かし連続トライで10―19と迫ったが、前半終了間際には早大のSO服部がトライ。早大の26―10で折り返した。 後半も早大ルーキーの勢いは止まらず。6分、敵陣でのスクラムから攻め込むと、右でパスを受けたWTB田中が相手ディフェンスをかわしながらこの日4トライ目。27分には、敵陣での8次攻撃からSO服部が3人をかわして43―10とリードを広げた。試合終了間際には、WTB田中がハーフライン付近で相手パスをインターセプトし、50メートルの独走トライ。この日圧巻の5トライの活躍で、48―17の勝利に貢献した。 昨季の大学選手権は準々決勝敗退に終わった早大が、王者の帝京大に勝利。帝京大は今季初黒星を喫し、4勝1敗となった。この日明大が筑波大を31―0で下し5連勝としており、早大と明大が全勝を守った。早大は10日に筑波大戦(熊谷)を迎える。
報知新聞社