ジョージ移籍でまさかのプレーイン圏外予想となったクリッパーズ。指揮官は「皆さんが間違っていると証明するのが楽しみ」<DUNKSHOOT>
クリッパーズはジョージだけでなく、シックスマンのラッセル・ウエストブルックがナゲッツ、控えビッグマンのダニエル・タイスがニューオリンズ・ペリカンズ、メイソン・プラムリーがサンズへ移籍。 その一方で、チームは速やかに戦力補強へ動き、今季も層の厚いロスターを形成している。昨季ファイナルへ進出したマブズで先発を務めたデリック・ジョーンズJr.、攻守で計算できるベテランのニコラ・バトゥーム、守備型ガードのクリス・ダン、点取り屋のケビン・ポーターJr.、ビッグマンのモー・バンバが加わった。 「皆さんが間違っているんだと証明するのが楽しみで仕方ないね」と自信を見せるルーHC。その根拠の1つがジェームズ・ハーデンだ。開幕直後に途中加入した昨季とは異なり、今季はトレーニングキャンプから司令塔にハーデンを据えて始動できることに期待を寄せていた。 「彼がいることで非常に大きな違いが生み出される。昨季は(彼の力を引き出す方法を)学ばなければならず、難しかった。彼はピック&ロールでディフェンダーを引き寄せることができると証明してきたし、点を取ること、それにチーム全員へプレーメークし、みんなのプレーを楽にしてくれるんだ」 バックコートにハーデンとテレンス・マン、フロントコートにレナ―ド、ジョーンズJr.、イビツァ・ズバッツが並ぶスターターは決して悲観するものではなく、控えにも新加入選手たちのほかノーマン・パウエルやアミール・コフィー、PJ・タッカーなどが揃っている。現有戦力がうまく噛み合えば、クリッパーズは今季も侮れないチームになるはずだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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