「プロレスは天職」“女子プロレス界の横綱”里村明衣子さんが語る30年のレスラー人生 ふるさと新潟で見せる“最高の里村明衣子”
里村明衣子さん 「選手たちは約1年、道場がない状態でしたね。私もつらい思いをいっぱいしましたし、選手もつらかったと思います」 拠点を失いながらも、センダイガールズのメンバーが行ったのは被災者の激励。 『仙台を元気にしたい』その一心で仮設住宅などを回りました。 「立ち上がる人が立ち上がって、引っ張っていくことが大事なんじゃないかなと、あの時は思いましたね。先の不安はありましたけど、自分が一からちゃんとやらなきゃいけないという覚悟も持てて。そこでもう19年ですよね。本当に皆さんのおかげで、ここまで来られたなと思います」 震災や大けがなどを経験し、順風満帆にはいかなかった仙台での生活。 ただ、この19年で“大きな財産”を残しました。 橋本千紘選手 「センダイガールズをまずは一番の女子プロレス団体。そして、世界一の団体にしたいと思っています」 頼もしい後輩レスラーの存在です。 里村さんがWWEに参戦して不在となる間も、団体を引っ張ってきました。 ―後輩たちはどんな存在? 「本当に自分自身誇れます。1人1人がちゃんと実力を持って、プロレスラーとして活躍してくれているので、そこはすごく私の誇りですね」 インタビューで里村さんは時折、目を細めながら後輩たちの活躍について嬉しそうに話してくれました。そして、あらためて引退について話を聞くと… 「いや…ちょっとすいません…」 里村さんの目には涙が… ■「振り返るのは引退した後で…」里村さんの涙と決意 引退を決めた後、自身の過去を振り返ることはあるか― そう聞くと、里村さんの目からは涙がこぼれました。 「そうですね…とにかく気を抜かないようにって思います。気を抜いてしまうと振り返ってしまいそうで、自分が弱くなってしまう気がして。もう、とにかく引退する暇では突っ走っていたいという気持ちですね」 30年、家族をはじめ様々な人から支えられ走り続けてきたレスラー人生。 引退を発表すると、周りからは「まだまだやれる」と言われると話した里村さん。
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