「明徳と聞くと血が騒ぐ」 横浜・村田監督、名門対決制す 明治神宮
明治神宮野球大会の高校の部は21日、神宮球場で準々決勝があり、横浜(関東・神奈川)が明徳義塾(四国・高知)に2―0で競り勝った。1年生右腕・織田翔希が140キロ台の力のある直球を軸に2安打完封した。横浜・村田浩明監督の試合後の主なコメントは次の通り。 【写真で見る】高校野球 明治神宮大会 横浜ー明徳義塾 ◇横浜・村田浩明監督 <1年生の織田投手が好投> 関東大会の東農大二(群馬)戦で初めて完投させた。次は全国の舞台で完投できるように頑張ってみようと、しっかり調整してきた。雨や(試合開始が午前8時半で)早朝など織田にとっては初めてのことも多かったが、何とか粘り強く投げることができた。 「野手が守りやすく、ゲームを作れる投手になりなさい」とうるさく言ってきた。どんな状況でもコースを突いて投げられるように。そういう意味では彼が成長できる勝ち方ができたのかなと思う。 <相手は明徳義塾> 明徳の馬淵史郎監督は誰が見てもわかる素晴らしい監督。僕も現役時代に対戦経験があって、明徳と聞くと血が騒ぐというか……。(教え子で国学院大に進学した)緒方漣が(馬淵監督が率いた)高校日本代表でお世話になって「すごい熱い監督さんです」と言っていた。僕も明徳の環境が見たくて、12時間かけて5月に練習試合に行った。試合どうこうよりも、環境とか明徳の選手たちの一球への思いとか、取り組みを見て学びしかなかった。また、この舞台で対戦できると思わなかったし、きょうは楽しみの方が強かったですね。