キラキラしてる女友達が妬ましくて苦しい→そんな気持ちをラクにしてくれる「考え方」が参考になる
● 友達の成功に嫉妬してしまう 厄介なライバル心 声を小さくして言いたい。 ライバル心は、女性同士の友達づきあいの最後の禁忌だ。 女性の友達に一度もライバル心を感じたことがない、なんてはずはない。 友達が転職や昇進をしたときに、心のどこかでねたましく思うあれを。 働いているうちに職場の友達が増えたら、状況はますます悩ましくなる。同じ業界で、友達と同じ目標や夢を抱くことになるかもしれないし、友達の成功をうれしく思っても、自分はまだそれを手に入れてないのに……という、いわば自己反映みたいなことが起こりうるからだ。 そのせいで、眠れない夜を過ごすことになるかもしれない。だけど、美しくない本音を隠してこういうことを話すのは、まず無理だろう。友達に成功してほしくないと思ってることを、みじんも感じさせずに言語化するなんて。 私はもちろん、友達に上手くいってほしいと思っている。他人の成功が自分の犠牲と引き換え、というわけではないのだから。他人か自分か、どちらか片方だけしか成功できないというわけではない。
でも、本音を暴露させてもらうと、友達が成功したら、心に小さな火がともるかもしれない。うれしいとねたましいを、同時に感じさせる炎が。うれしい/ねたましいは、どちらかいっぽうだけというものじゃないと思うし、これは私たち女性が、しっかり向き合えていないことだと思っている(わざわざ言うまでもないことながら、友達が失敗したときにとってもうれしくなることを意味する英語があるけど、あれはドイツ語の「シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ気持ち)」よりもうんと失礼だ)。 成功した人と友達でいると、鏡に映った自分の姿を直視せざるをえなくなる。誰にとっても嫌なことだ。 ● 自分だけが取り残された…… 「骨身に染みるつらさ」 私のある友達はこう言っていた。 「自分が上手くやれなかったことを女友達が成功させると、つらくなってしまうかも。その友達のことをすごいと思うし、大好きなことに変わりはないんだけれど、やっぱり、心の痛みも感じるでしょうね。あこがれの女性に惹きつけられている場合なら、なおのことそうでしょうけど、こういう傾向は多くの女性にありますよね」。 『キャリアを築く(Careering)』(未訳)の著者で37歳のデイジー・ブキャナンは、友達の成功に嫉妬したことを『グラツィア』誌に書いている。