「備蓄は1週間分は必要」災害から命を守るには… 防災に詳しい専門家にきく 大分
大分放送
いつ起きるかわからない地震や津波など大規模な災害自分の、そして家族の命を守るために必要な備えを防災に詳しい活動支援センターの男性に聞きました。 【写真を見る】「備蓄は1週間分は必要」災害から命を守るには… 防災に詳しい専門家にきく 大分 能登半島地震では各地で主要な道路が損壊したため孤立する地域が出ました。大分市のNPO県防災活動支援センターの清松幸生さんはこうした被害は県内でも起きる可能性があると指摘します。 (NPO法人県防災活動支援センター・清松幸生さん)「特に県南部は半島部が多いですから、孤立しても大丈夫なように備蓄を進めることが求められます」 被災地では救援物資の不足も課題となっています。清松さんは、災害直後に持ち出すものだけでなく、食糧をはじめとした家庭での備蓄も重要と説明します。 (清松さん)「以前は3日ぶんの備蓄と言ってましたが、やはりこれまでの災害事例からすると1週間分くらいは必要です。持って逃げるというのは無理なので、家の中で備蓄をしておいて、あとで取りに戻ることが大切です」 また、大きな被害をもたらしたひとつが火災です。災害時の火災に地域ぐるみで備えているところもあります。 (吉田キャスター)「この住宅街では通り沿いのわかりやすい場所に赤いボックスが設置されていて、中には消火器が入っています」 およそ400人が住む大分市の長谷町。この地区では20年ほど前から6か所に消火器を設置し地域の住民に火災予防を呼びかけています。 (NPO法人県防災活動支援センター・清松幸生さん)「自分のところは地震でも倒れなかったが、隣が倒れて出火したと。ああいう状況がどこでも起こりうるので、それに対する備えをしておくことですね」
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