「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「数字の変換」でスキップする
1/250は、4/1000なので、0.004です。 1/2000は、5/10000なので、0.0005です。 3/50000は、6/100000なので、0.00006です。 なので、この合計は、 1+1/5+3/100+1/250+1/2000+3/50000 =1+0.2+0.03+0.004+0.0005+0.00006 =1.23456 となるのです。 ■1つの数を見て、複数の数を頭に浮かべる 数に強い人は、1つの数を見て、複数の数を頭に浮かべるのが得意な場合が多いです。今回の場合は「分数→小数」への変換をすることですぐに問題の答えがわかるというものでしたが、それ以外の場面でも、それ以外の変換でも、同じ能力が求められることがあります。
たとえば、みなさんは次の計算をすぐにできるでしょうか? 0.15×0.2=? 一見すると、結構難しそうだと思います。できなくはないですが、パッとは答えは出てこないですよね。それに、小数点も絡んでくるので、計算が面倒くさい感じがします。 ですが、この計算はどうでしょう? 3/20×20/100=? 「こっちの計算式であれば簡単だ」という人は多いのではないでしょうか。 3/20の分母と、20/100の分子が両方とも20なので、これが約分で消えて、3/100になりますよね。
さて、もうおわかりの人も多いと思いますが、0.15は3/20のことであり、0.2は20/100のことです。ということは、「0.15×0.2」と「3/20×20/100」は同じ計算問題なのです。なので、0.15×0.2も、3/100となります。先ほどの問題と同じように、数を置き換えれば簡単に答えが出る問題だったわけですね。 前の問題は「分数→小数」で、今回は「小数→分数」でしたが、それ以外にも、「1つの数を聞いて、複数の形で思い浮かべられるか」というのはとても重要であり、数学ができるかできないかを左右するとても大きな能力になると考えられます。