「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「数字の変換」でスキップする
「15」と聞いて「ああ、3×5だな」「30÷2だな」と考えたり、「99」と聞いて、「ああ、100-1だな」「3×3×11か」と考えたりするような発想力がある人なのか、そうでないのか。これだけで、計算のスピードは大きく変わります。 1つの数を別の数に置き換えて考える習慣が身に付いていると、計算の工夫を上手に行える場合も多いです。どんな計算をするときにも、「より簡単な数に直してから計算できないだろうか」「この計算は、別の数に変換したときにもっと簡単にならないだろうか」という発想を持つことができるからです。
■世の中に「12」が溢れている理由 ちなみに、みなさんは「12」という数字にどんなイメージを持っているでしょうか? 12という数字は不思議な数字で、別にキリがいいわけでもないのに、世の中のいたるところにたくさん存在しています。 たとえば午前と午後は12時間で構成されています。1年は12カ月で構成されていて、12星座が当てはめられています。その上、1ダース=12という数え方もありますね。12という数は、世の中のさまざまなところで使われているのです。これは、いったいなぜなのか、考えたことはあるでしょうか?
12という数字は、2×2×3であり、いろんな数で割り切ることができます。2でも3でも4でも6でも割り切れますよね。 そして、割り切れるということは、いろんなメリットがあります。例えば、12個のお菓子があるとき、2人でも3人でも4人でも6人でも均等に配分することができますよね。 もしお菓子が10個だった場合は、こうはできないでしょう。10個のお菓子を、3人や4人で均等に分けることはできません。3人兄弟で10個のお菓子を分け合う状態だったら、余りの1つをめぐって、ケンカになってしまうかもしれません。
これと同じことが、時間でも言えます。1年は春夏秋冬の4つの季節に分割されていますが、これは1年が12カ月だからです。1年が10カ月だったら、もしかしたら四季はなかったかもしれないわけです。 「多くの数で割り切れる」というのは、さまざまなメリットがあるのです。だからこそ12という数は多くの場所で多用されていると考えられます。 ■数に強い人ほど「数に関する感度」が高い 同じことが、他のいろんな数字に対しても言えるでしょう。