ちゃんみな「その花はどんなかたちでも絶対に咲く」全候補者の“才能”を称賛。3次審査の結果が明らかに【『No No Girls』レポート#4】
Bチーム結果発表「“何がやりたい”をもっと大事にしてあげてほしい」
次は、DOUBLE&安室奈美恵「BLACK DIAMOND」をパフォーマンスしたBチームの結果発表へ。 KOKOとKOKONAとJISOOが3次審査を通過した。ちゃんみなは、KOKOのパフォーマンスを「こんな大女優は見たことがない」と大絶賛、またKOKONAには“私はKOKONAである”という軸のブレなさ、JISOOには歌と表現のバランスをそれぞれ評価していた。 次はCHIKA。両手を顔に当て今にも泣きそうな表情を見せる彼女。こちらにも心臓の音が聞こえてきそうである。 「誰よりも不安そうだし、チームでいる中でもずっとピリついているのがCHIKAちゃんだった気がしていて。それってどうしてだと思う?」とちゃんみなが問いかけると、「みんな上手だし……自分はまだまだなのかなって不安になります」と答えるCHIKA。ちゃんみなはそんな彼女に対して、「デビューしたら一番気を病むのがCHIKA」だと気にかける。 「アーティストって職業は、心の健康には悪い職業でもあるんです。毎回、何百人何千人何万人の前に立って、パフォーマンスして、評価されて、知らない人に名前を挙げられて、話題に挙げられて。そんなの、普通の精神状態ではいられなくなるんですよ。でもそれも仕事、緊張に勝つのも我々の仕事」 そことどう向き合うかは自分次第、自分のことを信じてあげることしか道はない。ちゃんみなは、そう語りかける。その上で「そこをぜひがんばっていただきたいなって思います。でも、絶対に次も会いたいと同時に思いました」と3次審査通過を言い渡すと、CHIKAは安堵で思わず顔に手を当て声をもらす。涙がボロボロとこぼれ落ちていた。 「絶対ダメかと思ったから……毎日ママと電話するんですけど『自分が大丈夫って信じれば大丈夫やけん』って毎回言われて。ちゃんみなさんに同じこと言われたから、心の部分がまた自分の足を引っ張ってしまったのかなと思って……」 候補生の中でも圧倒的な歌唱力を持つにもかかわらず、どうしても自信が持てないCHIKA。今後どう変わっていくのだろうか。彼女は最後に「本当にありがたいチャンスをいただいたので、自分と向き合ってパフォーマンスがんばります」と、成長を誓った。 Bチームの最後、FUKAは3次審査に通過することができなかった。ちゃんみなは、候補生たちが自分の殻を破れているかをチェックしている。FUKAの場合、うまくなろうと意識しすぎていて自分の殻を破れていないように感じたようだ。ちゃんみなは「殻の破り方は自分で探すもので、殻を破らなければこちらも手を差し伸べられない」という。 では、その“殻を破る”とは何なのだろうか。SKY-HIはそのヒントを与えるかのように、FUKAに語りかけた。 「次は“何ができる”よりも“何がやりたい”をもっと大事にしてあげてほしいと思います。エゴイストって難しい言葉だけど、アーティストとして揺るがないエゴっていうのは自分をすごく支えてくれたりするので、見つけて探して大事にしてあげてほしいなと思います」