【すぐにレアポイントがわかった人はロレックスマニア!】エクスプローラーII/Ref.1655編
ロレックスの展開するコレクションは、発表時から基本的な意匠を変えずに、性能をアップデートさせているものが大半だ。 こうした“不変さ”も大きな魅力となっているのだが、まったく変わっていないかと言うとそうではなく、細かい部分で見れば文字盤の表記やフォントといった仕様が製造年やサプライヤーの違いなどによって異なっていることがかなりある。 特に、発表当初、いまでは“アンティーク”に分類されるモデルでは、こうした仕様違いがかなり確認されており、それによって相場もかなり違ってくるのだから、アンティークロレックスの購入を検討している人は覚えておいて損はない。 【通常とはどう違うの? 画像で比較】
ここで取り上げているエクスプローラーIIの初代モデルRef.1655は、1971年の誕生から84年頃まで製造された。その間、特に文字盤とベゼルの仕様が何度か変更されているのだが、この個体は、そのなかでも希少性が高いといわれる文字盤を備えているのだ。 通称“センタースプリット”と呼ばれるこの文字盤仕様は、6時方向にあるクロノメーター表示にほかとは異なる特徴がある。 2行で記された”SUPERLATIVE CHRONOMETER”と”OFFICIALLY CERTIFIED”の単語間のスペースが、上下段で揃っているのだ(通常は揃っていない)。 ちなみにRef.1655では交換用を含めて7種の文字盤が確認されているが、このセンタースプリット仕様の文字盤が最も希少とされる。コンディションにもよるが、相場は100万円以上も割高になるというから驚きだ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部