自分だけのポッキー作りを発祥の地・大阪で体験 ポキトモ大集合
ポッキー開発クラブ 試作体験会
自分だけのポッキー作りを発祥の地・大阪で体験 ポキトモ大集合 撮影・編集・ナレーター:柳曽文隆 THEPAGE大阪
ポキトモメンバーでおいしいポッキー作りに挑戦──。江崎グリコ(本社・大阪市西淀川区)は22日、同社を代表するお菓子「ポッキー」のファンを集めたイベント「ポッキー開発クラブ 試作体験会」を同社の江崎記念館で初めて行い、ファンが手作業でのポッキー作りを楽しんだ。 【昨年の記事・拡大写真付き】販売50年のグリコ「ポッキー」大幅リニューアル
ポッキー発祥の地で実際に手作り体験
「ふだん、ネット上でしかコミュニティがないポッキーファンに集まってもらい、楽しんでもらおうと企画しました」と語るのは、同社広報担当の落合平八郎さん。 同社にはポッキーファンが集まり、楽しくおしゃべりできるコミュニティサイト「ポキトモ」があるが、今回は「リアルに接していこう」というコンセプトのもと、ファンへ募集をかけたところ、多くの応募者の中から選ばれた家族連れらが同記念館に訪れた。 会場は、ポッキー発祥の地でもある大阪本社の中、そして同社社員が入社式などで使う同記念館内のホールとあって、中には「入れるだけでもうれしい」という家族連れのファンも。作業場には、チョコレートの香りが漂う中、ポッキーを実際に開発する研究員らが登場した。
チョコ塗りすぎたら「ポキ」っと折れちゃう
ポッキーの製造工程は実際に見せられないことから、今回はそれに基づいた手作業という形で、チョコがついてない状態の材料、プレッツェルに好きなチョコをつける作業からイベントはスタート。次にアーモンドなど6種類の中から好きなトッピングを選び、参加者はそれぞれがじっくりとチョコを独自の方法で塗るなど楽しんだ。 落合さんは「チョコはたっぷり塗ったらええと思うんですけど、あまり塗りすぎたら、名前の通り『ポキ』っと折れてしまうんですよ」と苦笑を浮かべる。実際に、子供らは降りながらも、材料をまわしながら少しずつチョコをつけるなどした。 その後は、冷蔵庫で少し冷やし、再びチョコを塗るなど、手間はかかるが基本的に実際の製造工程に沿って行われ、チョコやトッピングのつけかたは、研究員らがていねいに指導した。 そして、パッケージもオリジナルの用紙が用意され、子供らは思い思いにオリジナルの色をすらすらと塗っていく。この光景に、同社のポッキーブランドマネジャーの田中国男さんは「すごい発想ですよね。ひょっとしたら、この中から新しい商品のヒントがあるかも」と笑みを浮かべた。