アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング8位。FIFAランク100位以下なのに!? 金額急上昇の理由は?
FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月から始まり、アジア各国の代表がW杯の切符をつかみ取るためしのぎを削っている。近年はアジアの選手も評価されるようになり、市場価値も全体的に増加傾向にある。今回は、アジアの代表チームの市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照。※メンバーは11月シリーズ発表時点のもの)
8位:インドネシア代表 最新FIFAランキング:130位 総市場価値:2143万ユーロ(約34億2880万円) 最高額選手:ケビン・ダイクス(400万ユーロ/約6.4億円) 8位には、チーム全体の市場価値が急上昇中のインドネシア代表がランクインした。その総市場価値は2143万ユーロ(約34億2880万円)となっている。 彼らの市場価値が急上昇しているのは、インドネシアをルーツとするオランダ出身の選手が帰化していることが影響している。かつてインドネシアやマレーシアなどの一帯はオランダ領東インドと呼ばれ、1949年までオランダの植民地だった。 現在インドネシア国籍の選手の中で最も市場価値が高いのは、1000万ユーロ(約16億円)のミーズ・ヒルハース(トゥウェンテ/オランダ)である。10月に代表デビューを飾ったばかりの同選手だが、今回の代表ウィークに向けては選外となった。 最高額の選手が不在の中で、11月の代表メンバーで最も市場価値が高かったのが初招集のケビン・ダイクス(コペンハーゲン/デンマーク)だ。日本代表との試合でインドネシア代表デビューを飾った28歳DFの市場価値は400万ユーロ(約6.4億円)を記録している。 彼の他にもセリエAのヴェネツィアでプレーするジェイ・イツェス(200万ユーロ/約3.2億円)やミランでプレーするタイアニ・ラインデルスの弟であるオランダ代表MFエリアノ・ラインデルス(55万ユーロ/約8800万円)ら多数の帰化選手がいる。 今年初旬に行われたアジアカップのメンバーと比較をしても、帰化選手は毎月のように増え続けており、今後はさらに市場価値ランキングで上位にランクインする可能性があるだろう。
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