萩生田氏が政倫審で初証言 安倍派の裏金づくりは20年以上前から 議員が呈した疑問に派閥側「法的に問題ない処理」【news23】
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安倍派の幹部だった萩生田氏が、裏金問題を問う政倫審に初めて出席しました。裏金は、少なくとも20年以上前の森元総理が派閥の会長だった時代から存在していたことを明らかにしました。 【写真を見る】萩生田氏が政倫審で初証言の内容は ■議員が裏金に疑問を呈するも…派閥側「法的に問題ない処理を行っている」 萩生田光一 元政調会長(安倍派2728万円不記載) 「全ての取り扱いは、事務局からの指示に基づいて実施されたと」 田畑裕明 衆院議員(安倍派68万円不記載) 「清和政策研究会(安倍派)事務局から秘書に対し、収支報告書に記載しなくていいとの指示があり」 安倍派の議員たちは、裏金づくりは派閥からの指示だったと明言しました。 896万円の不記載があった柴山元文部科学大臣。元々はパーティー券収入のノルマ超過分を政治資金収支報告書に記載していたそうです。 ところが、現在の安倍派の事務局から指示があり、2014年ごろに記載をやめることになったと証言しました。 柴山昌彦 元文科大臣(安倍派896万円不記載) 「清和研(安倍派)の事務局から、秘書に対し『今後は寄付について、収支報告書に計上しないので、貴事務所でも受領について同様の対応をとってほしい』。つまり、双方が計上しない形に従ってほしい旨の要請があったのです」 派閥からの指示に疑問を感じた柴山氏。法的に問題がないのか、これまで通り収支報告書に計上する運用ができないのか、秘書を通じ派閥に何度も問い合わせたといいます。しかし… 柴山昌彦 元文科大臣(安倍派896万円不記載) 「『法的に問題ない処理を行っており、貴事務所だけを特別に寄付扱いとすることはできないので従ってください』との指示が秘書を通じてありました。率直に言って気分悪かったです、気持ち悪かったです」 ■「安倍派5人衆」萩生田光一氏が政倫審で初証言 派閥の対応に疑問を呈した議員がいたにも関わらず、続けられた裏金づくり。 安倍氏は2022年4月に一旦、派閥からのキックバックをやめる方針を決めましたが、安倍氏が死去した後、派閥幹部が協議し、再開されたことが分かっています。 2022年春ごろに、安倍氏に相談していたという議員は…