“監督”は清原氏 日米トライアウト会見(全文1)本当に感謝の気持ちしかない
ターゲットはNPBを目指す選手
田中:ありがとうございます。ご紹介いただきましたWorldTryout COOの田中です。では私からトライアウトのご説明をさせていただきます。 WorldTryoutはスポーツオーディションです。今回第1回目は野球のトライアウトを開催いたします。このオーディションのターゲットはNPBを目指す選手です。図のようにNPBに入るためには3A以上のレベルに達していなければなりません。なぜならば、NPBの1軍は3A以上で通称ですが4Aと位置付けられています。WorldTryoutはNPBに入るため、またNPBに戻るためのトライアウトです。NPBに戻るためには、今回来日する選手のように、3A以上の実績があれば十分に戻ることができると考えています。 現在の12球団合同トライアウトは、2軍以下の戦力外選手たちが行うオーディションなので、そこで結果を残したとしても3A以上の実績を残したと評価するのが難しい状況です。ですから、ここで結果を残したとしてもNPBに戻れないというのが実情です。要はトライアウトで大切なことは、どのレベルのピッチャーからホームランを打ったのか、対戦相手が誰だったのかというのが非常に重要です。そこでNPBを目指すオーディションとして、3A以上の対戦を担保する必要がありましたが、残念ながら国内にはNPBしか3A以上の対戦を担保することができません。 近年、戦力外選手が国内独立リーグにチャレンジしますが、3A以上の対戦ではないため、NPBに復帰するのができないのが実情です。そこで、われわれWorldTryoutはNPBを目指す助っ人外国人というMLBの選手に着目しました。彼らの多くは世界最高峰の年俸を払ってもらえるNPBを目指しています。 それでは、現在エントリーしてくれている外国人選手を紹介します。ジョシュ・ルーキー、ルーベン・テハダ、マット・カラシティ、ヘクター・ゴメス。彼らは経歴を見ていただいても分かりますように、十分トリプルA以上の実績を持っています。ですからわれわれの今回のトライアウトが3A以上のオーディションであるということが皆さまにも分かっていただけるのではないでしょうか。