インド経済は本当にアメリカの救世主になり得るか
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グローバルサウスの有力リーダーであるインドが、世界経済で存在感を増している。地政学的な緊張の度合いが増す米中対立をテコに、中国に代わる「世界の工場」「デジタル経済大国」を目指しているからだ。 本稿では、(1)世界のサプライチェーン再編におけるインドの重要性、(2)インド太平洋地域における米国主導の経済枠組みへの参加による経済成長戦略、(3)インドが中国と並ぶ米国の経済的・政治的・軍事的ライバルとして台頭する可能性を読み解く。 また、米国主導の経済秩序に組み込まれる過程において、インドと日本の協力と競合がどのように展開すべきかも考察する。
本文:5,340文字
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岩田太郎